3/10 [日]
13:00 開演
阪神南ふれあい美術展ギャラリーコンサート
村上春樹とバロック音楽
「ジョン・ダウランド作曲ラクリメとシェイクスピアの時代の音楽」
[会場] 西宮市立市民ギャラリー (西宮市教育文化センター2F) 【⇒地図】
ご案内
◆村上春樹の小説に出てくる音楽を聴こう!
「阪神南ふれあい美術展(3/5〜3/10開催)」では、少年時代を西宮・芦屋で過ごした村上春樹氏にちなみ、彼の著作やゆかりの場所をモチーフとした写真や美術作品を展示しています。3/10は、この展覧会とのコラボレーション企画として、近著『1Q84』などに登場するバロック音楽を奏でるというものです。村上春樹ファンの方、バロック音楽ファンの方、是非聴きにいらして下さい!きっと、文学と音楽の知見が広がることでしょう。
出演 頼田 麗&フレット・ボウ・コウベ (上田浩之、倉本高弘、杉本友子、柏村英夫)
【フレット・ボウ・コウベ fret_bow@kobe について】 ヴィオラ・ダ・ガンバフェスタへの参加をきっかけにレッスンをはじめた4人の愛好家のグループです。2011年より月1回のペースでレッスンをうけ、”コンソート” と呼ばれるヴィオラ・ダ・ガンバのアンサンブルを極めるべく日々研鑽を積んでいます。各自、仕事や家事で忙しく、楽器をさわる時間が思うようにならないことも多いのですが、気を長く持ってコンソート特有の親密で柔らかくあたたかい響きを楽しんでいます。
曲目
ジョン・ダウランド:ラクリメまたは7つの涙
John Dowland: Lachrimae, or seven Teares figured in seven passionate Pavans
1.昔の涙 Lachrimae Antiquae
2.新・昔の涙 Lachrimae Antiquae Novae
3.ため息の涙 Lachrimae Gementes
4.悲しみの涙 Lachrimae Tristes
5.偽りの涙 Lachrimae Coactae
6.愛する者の涙 Lachrimae Amantis
7.真実の涙 Lachrimae Verae
【曲目紹介】 今年、生誕450年を迎えるジョン・ダウランド(1563-1626)は、エリザベス1世時代のイギリス出身の作曲家及びリュート奏者で、彼の作曲したリュート伴奏による歌曲「流れよ、わが涙」(flow my tears)は当時ヨーロッパ中で大流行し、その人気を受けてダウランド自身が1605年に「ラクリメまたは7つの涙」として器楽曲に編曲している。7つの曲にはそれぞれタイトルがつけられており、美しい下降音形による旋律を用いて、様々な涙の形が描かれている。この曲は、400年の時を超え現在でも人気が高いが、7曲が一度に演奏される機会は意外に少なく、今回の全曲演奏は貴重な機会ともいえよう。一度聞いたら忘れられない美しいラクリメの旋律を、哀愁を帯びたヴィオラ・ダ・ガンバの音色でどうぞお愉しみ下さい。
料金
入場無料
主催 阪神南地域ビジョン委員会 生活文化部会
お問合せ 阪神南ビジョン委員会 TEL:090-3036-1767(井上)